
2021年度
第65代理事長 遠藤 和輝
勤務先:TAKLAM 代表
LOM歴 | 出向歴 | |
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2015年 | 入会 | |
2016年 | 青少年委員会 委員長 | |
2017年 | 青少年委員会 副委員長 | 福島ブロック 組織連携推進委員会 委員 |
2018年 | 専務理事 | |
2019年 | 副理事長 | 福島ブロック ふくしまの未来創造委員会 総括幹事 |
2020年 | 副理事長 | 福島ブロック ふくしまの未来創造委員会 幹事 |
勇往邁進
【はじめに】
会津青年会議所は、戦後の混乱が残る昭和26年、31名の青年たちが、明るい豊かな社会の実現を志し、全国で24番目、福島県としては初めての青年会議所として発足しました。その時代から、20歳から40歳までの若者が様々な社会情勢の変化に適応した運動を展開することで、青年会議所が地域に必要とされる団体として繋いでいただきました。
70年という節目を迎える本年、奇しくも我々は、新型コロナウイルス感染症という脅威の中にあり、大きく社会が変化する時代にあります。このような状況だからこそ、若者らしい柔軟な発想で、新しいものを積極的に取り入れ、力強い推進力をもって、本会議所の信念に従った運動を展開すべきであると考えます。これこそが、明るい豊かな社会を実現するために、我々に課せられている使命であります。
我々は、設立から今日まで積み重ねられた諸先輩の情熱を引き継ぎ、次の世代に誇れる 運動を会員が一丸となり取り組んでいきます。
【組織システムのアップデート】
青年会議所運動を行っていくうえで、根幹となるのが、運動の発信、会議の運営、情報の共有といった組織運営に関わる活動です。手書きで作成していた資料が現在はパソコンを使って電子データでやり取りをする時代となりました。新しい技術やサービスを活用し、よりスムーズな組織運営ができるよう、組織システムのアップデートが求められています。
前年の活動において、初めてオンラインの会議を行いました。また、各種大会もオンラ インサービスを活用しての配信などに切り替えて実施されました。このように、新しい技術やサービスを積極的に活用することは、様々な状況に合わせて柔軟に対応できる組織であり続けることに繋がります。
今後、どのような困難が起ころうとも、それに対処できるようにシステムを時代に合わせてアップデートできる組織を目指します。
【何事にも挑戦できる人財を育てる】
地域を牽引する人財とは、自ら考え、学び、行動に移せる人です。インターネットの普及により、いつ、どこでも興味があることを調べて、学ぶことができる時代となりました。また、SNSを通じて、世界中の様々な人と繋がることができる ようになりました。
このような現代社会においては、様々なことに興味を持ち、目的意識を持って自ら学び、 学んだことを実践することができる人こそ、地域を明るい未来に導く人財と成り得ます。 こういった人財が地域に増えることで、地域には多種多様な知識や経験実績を有する人財が増え、お互いに協力し合うことでより地域を豊かにする大きな原動力となります。会津に住まう青少年は、誰でもこの地域に求められる人財となる可能性を秘めています。
我々は、地域の青少年に対して、自ら学び、考え、行動を通して多くの経験を積むことで、地域を牽引する人財へと成長できる機会を提供します。
【地域の未来を考える】
会津の一番の魅力は人です。そして会津に生きる人の文化は、先人が会津で績いできた暮らしの中で形成されたものです。歴史的建造物や伝統工芸品といった形あるものだけでなく、精神性や暮らしの中で生まれた文化も掘り起こし、理解を深めることが、郷土愛を育み、会津の魅力を未来へ紡いでいく地域力となります。
当たり前に今あるものが、どのような経緯で作られ、そしてどんな風に受け継がれてきたのかということを知ることは、地域と真に向き合うことであり、会津の魅力を深く理解 することです。さらに、ただ知るだけでなく、今ある地域の魅力を未来へどう繋げていくのかを考えることで郷土愛は深く育まれていきます。
今を生きる私たちが地域の未来を創造し、その明るい未来のために何ができるかを考える運動を展開していきます。
【多様性を受け入れ、活発な組織へ】
青年会議所は、20歳から40歳まで活動ができる組織であることで、常に組織を構成する会員が変わっていきます。つまり、新しい会員を迎え入れることで常に多様な考え方を取り入れ、新しい発想で運動を展開することができる組織であります。
多様な考え方をうまく取り入れられる組織であるためには、多様な業種や年齢の仲間を増やし、闊達な討論を通して、互いの考えを理解することが必要不可欠です。
本年は21名からのスタートとなります。少ない人数だからこそ、会員同士の繋がりを密にし、会員が一致団結することで地域を動かす大きな力を生み出すとともに、積極的に新しい仲間を増やし、新しい発想を注入できる組織を目指します。
【同志の活動から学ぶ】
青年会議所は、他の地域や同志との繋がりをつくることができる組織です。その一つの機会として出向があります。出向することによって、福島県内、東北地方、そして全国の同志と繋がることができる機会が提供されています。
また、諸先輩が地域の歴史的なつながりから姉妹青年会議所として友好を深めてきた、むつと函館の地で活動を行う同志との交流の機会があります。
これらの機会は、他の地域を知り、私たちの地域に取り入れられる様々な学びを得ることができる貴重な機会です。
この機会を積極的に活用し、自分自身、そして一緒に活動する仲間の成長につなげられる生き生きとした組織であり続けます。
【これから100年続く青年会議所であるために】
70年の歴史の中で、社会情勢が目まぐるしく変化する中でも、青年会議所は明るい豊かな地域創造を掲げて、手法は異なれど、同じ志をもって運動を展開してきました。我々の運動は終わりなき使命であり、それを全うするためには自らも変化し、社会情勢に柔軟に対応していく必要があります。このような組織体を目指すため、本年は大きく組織改革を行い、今後いかなる状況においても、その困難を解決する原動力となる組織として、地域にあり続けられるよう精進していきます。節目の年だからこそ、一度立ち止まり、これまでの諸先輩が繋いでくれた道を振り返るとともに、未来を見据えて、我々自身がどう変化していくのかを見つめなおす機会とします。
【最後に】
苦難はいつ何時起こるか分りません。しかし、いつの時代も、苦難を乗り越え、より豊かな地域を実現するための原動力として、会津青年会議所は地域に求められてきました。
コロナ禍という状況においても、今できることは何か、どうやったらそれが実現できる のかと前向きに思考を巡らせ、この先10年、20年と当会議所が地域を豊かにする原動力として存在していくためのバトンを引き継いでいきます。
本年のスローガンは、「勇往邁進」としました。どんな困難にも負けず、今だからできることを自分たちで考え、積極的に取り組んでいく、その意気込みを込めてこのスローガンとしました。
諸先輩がそうだったように、我々現役も、目まぐるしく変化する社会情勢の中で、自分たちの思考をアップデートし、会津の豊かな未来創造のために、会員一同邁進していきます。
地域に革新を
その先陣を切れ!
<基本方針及び事業計画>
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会津青年会議所全体として取り組む事業
- 創立 70 周年記念式典・記念事業の開催
- 公益社団法人日本青年会議所及び東北地区協議会・福島ブロック協議会への積極的な参加、支援
- 姉妹青年会議所との交流
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会津青年会議所が委員会を通して取り組む事業
- 郷土愛を育む事業
- 地域を牽引する人財育成事業
- 会員拡大
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会津青年会議所が行政、他団体と協力して行う事業
- 会津絵ろうそくまつり
- わんぱく相撲
<委員会構成>
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総務委員会
- 総務、広報、財務
- 総会、理事会など諸会議の運営
- 会員に関する資料の管理
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青少年委員会
- 地域を牽引する人財育成事業
- わんぱく相撲大会
- 70周年記念事業
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地域委員会
- 郷土愛を育む事業
- 絵ろうそくまつり
- 70周年記念事業
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事務局
- 渉外
- 会員拡大