理事長紹介

第68代理事長 松本和也
公益社団法人会津青年会議所
2024年度
第68代理事長 松本和也
【理事長沿革】
誕生年:平成1年
勤務先:名倉山酒造株式会社
LOM歴 出向歴
2020年 事務局 委員
2021年 青少年委員会 副委員長 福島ブロック協議会
アカデミー委員会委員
2022年 青少年委員会 委員長
2023年 副理事長 福島ブロック協議会
アカデミー委員会 副委員長
【公益社団法人 会津青年会議所 2024年度 スローガン】

思いをかたちに

【理事長所信】

【はじめに】

会津青年会議所(以下、JCI会津)は昭和26年に志高き31名の青年により全国で24番目、そして福島県内では初めての青年会議所として設立されました。JCI会津は、明るい豊かな社会の実現に向かい、地域の未来のために運動・活動を展開し、本年73年目を迎えます。

JAYCEEの最大の目的である、明るい豊かな社会の実現の捉え方はさまざまであると考えます。私が考える明るい豊かな社会とは、地域の人々が自発的かつ能動的に社会問題に取り組み、解決できる社会であると考えます。

産業の発展によりデジタル技術、人工知能(AI)が発展を遂げています。そして、昨今の新型コロナウイルス感染拡大に起因し、各技術が社会に浸透し、私たちにとって身近なものになってきています。このことにより、従来当たり前だと思っていた社会の常識は大きく変わり、時代は新たなステージに進み始めました。今まさに誰もが想像しなかった新しい世界が開かれたことで、問題も浮き彫りになっています。このような時代の中で、私たち青年経済人は、デジタル技術、人工知能(AI)では実現できない価値を持った存在となり、率先して各種団体、地域住民を巻き込み、私たちの地域をより豊かにする責務を負っていると考えます。

JCI会津はこのような責務を負った20歳から40歳までが所属する組織であるとともに、先輩方がそれぞれの時代に寄り添いながら次々と現れる社会問題に対し解決を試み、常に新しい挑戦をしてきた伝統ある組織です。この組織の強みを会員に再認識させ地域を巻き込めるリーダーとなれる人財を1人でも多く輩出し、地域により良い変化をもたらすことを目標に、本年1年間活動してまいります。

【自己を成長させ、仲間を増やし育もう】

これからの時代に求められるのはどのような人財でしょうか。

人工知能(AI)の急速な発展及び浸透が予想されるこれからの時代においては、今まで人間が行った際に生じたエラーが生じず、完璧な事務手続きが実現される可能性すらあります。もっとも、社会がこのように変わっていったとしても、社会をより良くする運動を創っていくのは人です。なぜならば、人の決定は人工知能(AI)にはない、人の心に訴えかける発想や価値により決まり、この要素こそが他の組織や地域住民を巻き込むことができるものであるためです。そして、思いや考えは、適切に他者に伝えてこそ価値があるものとなります。JCI会津は、地域の問題を率先して解決する組織として、相手の心に響く思いや考えを持ち、適切に伝えることができる人財を育成する組織になる必要があります。そして、JCI会津で研鑽を積んだ人財が、自らの思いや考えを他者に伝え、伝播することにより、より良い変化が社会に起こるものと確信しています。

また、JCI会津が相手の心に響く思いや考えを持ち適切に伝える人財を育成する組織になれば、各会員が組織の魅力を発信することが可能になり、我々の運動・活動に共感する仲間を増やすことができます。その上、仲間が増えれば、組織内での意見交換が活発になり、より良い循環が生まれることで、さらに大きな影響力を持った組織へと成長することができます。

私は、他人の心に響く思いや考えを適切に伝え、人を動かし巻き込むことができる人財を育成することが会員拡大及び社会課題解決のために不可欠な要素であると考えます。

【会津の未来のために】

我々の住む会津地域には多くの地域資源が存在します。しかしながら、それらに気付き活用する機会がなければ意味がありません。この点において、地域資源は同じ地域で長く住み暮らした者にとっては、当たり前の存在であり、その魅力に気付きにくいというケースがしばしば見られます。そこで、我々のような若い人財による新しい視点をもとに、地域資源を活かした魅力的な運動を展開することで、魅力あふれる地域づくりの起点を創出します。その結果、 このような運動が伝播し、地域住民が自発的かつ能動的に活動する地域を目指します。

一方で、 地域をより良くする運動を継続的に担うことのできる新たな人財育成も、継続的な地域発展には必要不可欠です。 運動を担う人財に求められる能力は、日々発展進歩する現代社会において、問題点や課題を様々な視点で分析・検討する能力であると考えます。この能力は考えることを習慣化することにより得られるものです。そのため、次世代を担う子どもたちが多角的な思考力を身に着けることができる運動を行い、より良い地域創造の担い手を育成していきます。

地域の魅力の掘り起こしと、継続的な運動を構築できる人財育成が合わさり、 より良い地域創造につながると考え、各目的が連動する運動・活動を行い、地域により良い変化をもたらします。

【活動の土台を整え、発信しよう】

青年会議所運動・活動は、地域により良い変化をもたらすものであり、そのような運動・活動を継続するには効率的な組織運営が大切です。効率的な組織運営のためには、 会員相互間で活発な議論を行える環境及び議論経過を効率的に確認できる環境づくりが必要不可欠となります。このような環境づくりは、目に見えた活動ではないため、周知されにくい部分ではありますが運動・活動の土台となる部分であることから、 従来の方法にとらわれない環境づくりを続ける必要があります。

さらに、どれだけ地域により良い変化をもたらす運動・活動であっても、地域の人々に周知、伝播されなければ、運動・活動が社会に与える影響を最大限発揮することはできません。現代社会ではSNSの発展によって、誰しもが発信者の立場になることが可能になりました。もっとも、受け手を意識した発信を実現できなければ、効果的な広報を実現することはできません。 広報の受け手を意識し、 効率的に社会へ影響を与える発信を実現することが必要です。

より効率的な会議環境の構築及び広報を通し、各運動・活動が社会に与える影響力の最大化を図っていきます。

【同友との繋がりを成長に】

JCI会津はむつ青年会議所と昭和56年に、函館青年会議所と平成9年に、 姉妹締結をしました。各青年会議所とは戊辰戦争の歴史を背景に文化交流があることを縁に姉妹青年会議所となっています。先輩方が姉妹青年会議所を過去から現在に紡いできたことに感謝をし、 交流をする中で、 更に深い友好関係を築き両地域の振興を図ることが我々の責務です。特に、むつ青年会議所は本年で創立65周年を迎えます。多くの会員で交流し、過去を振り返るとともに、絆を深めることで、学びの機会とし、会員の自己成長に繋げます。

【出向を成長の機会に】

青年会議所は出向という機会があります。出向は同じ志を持った仲間と出会える場所であり、自分自身のネットワークを拡げることで個人の成長が図れ、 組織の成長にも繋がります。私自身、福島ブロック協議会への出向を経験し、多くの仲間と出会い、広い視野を持つことができました。また、他の青年会議所の運動・活動を知ることができ、JCI会津の運動・活動を見直すきっかけにもなります。

世界まで繋がりのある青年会議所であるからこそ、様々なネットワークを構築し、各地の同志と友情の輪を深めてほしいと思います。それがJCI会津の更なる成長に繋がります。

【最後に】

現代社会の進歩・発展は目まぐるしいものであり、我々は日々新たな問題に対する決断に迫られています。一人の力ではより良い決断や影響が与えられないとしても、私たち一人ひとりがさらに成長したうえで、思いを一つにすれば、 JCI会津に立ち向かえない問題はないと考えます。新たな問題に誰よりも早く挑戦し、解決することで、地域はさらに発展していきます。

私は、JCI会津が、新たな問題に挑戦する熱い思いをもった同士とともに私たちの故郷である会津地域により良い影響を与え続けられる組織となるよう邁進して参ります。

【基本理念】

新たな問題に挑戦することで、
JCと地域をより良くしよう

<基本方針及び事業計画>

  1. 会津青年会議所全体として取り組む事業
    • 会員拡大
    • 公益社団法人日本青年会議所及び東北地区協議会 福島ブロック協議会への積極的な参加、支援
    • 姉妹青年会議所との交流
  2. 会津青年会議所が委員会を通して取り組む事業
    • 地域を巻き込める会員を育成する事業
    • 会員拡大
    • 新入会員の参加を促進する事業
    • 新たな魅力を創出するひと、まちづくり事業
  3. 会津青年会議所が行政、他団体と協力して行う事業
    • 会津絵ろうそくまつり
    • わんぱく相撲

<委員会構成>

  1. 事務局
    • 地域を巻き込める会員を育成する事業
    • 会員拡大の推進
    • 新入会員の参加を促進する事業
  2. ひと・まち委員会
    • 地域社会の活性化を図る事業
    • 青少年の健全な育成を図る事業
  3. 総務委員会
    • 全会員への情報の共有
    • 総務、広報
    • 青年会議所会員同士の交流

公益社団法人会津青年会議所

〒965-0812 会津若松市慶山一丁目2番2号
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