
2023年度
第67代理事長 林 陵平
勤務先:有限会社 林製パン
LOM歴 | 出向歴 | |
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2018年 | 地域委員会 委員 | |
2019年 | 総務委員会 副委員長 | 福島ブロック アカデミー委員会 委員 |
2020年 | 総務委員会 委員長 | |
2021年 | 副理事長 | 福島ブロック 組織連携推進委員会 委員 |
2022年 | 事務局長 | 福島ブロック アカデミー委員会 総括幹事 |
ともに成長しよう!未来のために
~地域課題解決の鍵は自己成長~
【はじめに】
会津青年会議所は、全国で24番目に福島県初の青年会議所として設立され、これまで諸先輩方が「地域のために」運動を続けて72年目を迎えます。私たちとこれからともに活動していく仲間は、長きにわたり数々の功績を残してきた団体に所属していることに誇りと責任をもって日々活動を進めていかなくてはなりません。
3年前に突如発生した新型コロナウイルス感染症によって生活様式は大きく変化し、感染拡大を避けるため行動は制限され我々の運動も縮小・中止を余儀なくされました。現在では感染対策は求められますが運動の制限は少なくなり、地域活動が活発している今こそ、青年会議所が目的として掲げる「明るい豊かな社会」を実現するために先陣を切って地域課題解決に向けた運動を展開していく必要があります。我々はこの3年間コロナ禍でも出来ることはないか常に試行錯誤し活動・運動を継続してきました。その経験と知識を活かして活動・運動を進めていく中で地域の発展だけでなく会員の成長にも重点をおき、地域のリーダーとなるべく運動を進めていきます。
【会員の成長】
青年会議所の活動・運動では会員にそれぞれ役割があり、その中に多くの学びの機会があります。しかし、会員数の減少により割り振られる役割が増加し、それらをこなすことに終始してしまい、事業を通して得られる学びに気付けなくなっています。そこで学びが多くあるという意識付けをすることにより、事業で得られる会員の資質向上の効果が増大すると考えます。会員の成長無くして質の高い活動・運動は展開できません。会員が減少している今だからこそ会員の資質向上について今一度考えなくてはなりません。
さらに、青年会議所の一つの特徴として単年度制があり、役職に応じた役割を1年間全うすることで能力を高め、多角的な目を養い、人として成長をしていくことができます。会員が成長していくことで周りの人をまとめ上げられる地域のリーダーに近づきます。1年後に事業や役職を通して自分がどう成長したいかを想像しながら1年間を過ごし、家族・従業員・地域の人から憧れられる存在をともに目指しましょう。
【成長が人を繋げる】
青年会議所は20歳から40歳の限られた年代で活動する団体であり、今年度は25名でのスタートとなります。「明るい豊かな社会」の実現のために効果的かつ影響力の高い事業を展開するには会員の確保が不可欠です。
組織の魅力を創るのは人だと考えます。会員が会津のことを想い、必死に活動して成長していく姿を青年世代に見せることが一番の会員拡大活動だと信じています。それゆえ、参加意欲を掻き立てられる魅力ある事業を展開するのは当然ながら、会員候補者となる同世代へ参加の機会を提供する積極的な発信活動が必要です。会員拡大は一人ではできません。それゆえに全会員で取り組み、会津の未来を創る持続可能な活動・運動を行う会津青年会議所を創り上げます。
【持続可能な組織の構築】
会津青年会議所では近年会員数の減少から効率的な運営が求められています。しかし、今でも一部の資料やデータの管理がアナログで行われており、作成・管理に膨大な時間と労力が割かれているのが現状です。
コロナ禍を経験したことで、世の中では在宅勤務やウェブでの会議など接触回避の中からこれまでにない組織の運営が確立されてきています。会員数が少ない今こそ新しい技術を取り入れ効率的かつ確実な管理をすることで組織の運営を進めていかなければなりません。少人数でも持続可能な組織の確立には技術だけでなく、それを支える会員の資質向上も必須です。新たな技術や考え方を学び、自らの能力にすることで会員に不足しているスキルを補い、知識を共有することで組織全体の資質向上を進め、盤石かつ持続可能な組織を目指します。
【新たな課題に取り組む】
会津には四季を通じた自然や歴史的な建造物が数多く存在しており、魅力に溢れた地域といえます。一方で、歴史や文化を大事にしながらもスマートシティ会津若松という全国的にみても先進的な取り組みを進めています。この取り組みは地方都市の問題を解決するうえで有用な手法です。地域住民がこの利便性を体験することで興味を持ち、地域一体となった活用が実現します。この経過こそが、同構想が実現すべき姿であると考えます。我々は、構想の実現のため行政と共に推進し、地域住民に対し利便性を知る機会を提供する必要があります。
一方で、これまで先輩方が地域課題を解決するために事業を展開し、現在も継続事業として行っているものがあります。過去の事業を踏襲しつつ、今の会津青年会議所だから出来る独自性のある事業を展開し、より地域に根差した団体となることが必要です。我々に何が出来るのかを見極めて事業を構築し、確実に地域課題を一つずつ解決していきます。
【熱い想いをつなげる】
我々は明るく豊かな社会の実現のために熱い想いをもって日々活動・運動を行っています。明るい豊かな社会はその時々によって理想が変わるものであり、その理想に近づけるためには、継続的な活動が必要不可欠であり、熱い想いを若い世代へ継続的に繋げていく必要があります。
熱い想いとはスポーツ・勉強においても同じことがいえ、必ず目的を達成するという想いを持って取り組む姿勢でのことです。目的を実現するためにがむしゃらに行動する姿は自らを成長させるだけでなく周囲の人に影響を与え、周囲を巻き込む地域のリーダーとなる人財になると考えます。
我々は運動を通して子どもたちと触れ合う中で我々の想いを伝播させ、熱い想いを持った会津の未来を担う若き人財を育成していきます。
【更なる高みを目指して】
青年会議所には素晴らしい人財がおり、会津青年会議所以外にも優秀で個性的・魅力的な人財がいます。その同志たちと繋がることができるのが出向であり、福島県内だけでなく全国、世界までつながることができ、会津青年会議所だけでは経験できないような規模の活動・運動に携わることができます。同志たちと切磋琢磨する中で更なる自己成長を実現することができる出向こそが青年会議所の魅力だと考え、会員が自己成長のために出向に挑戦できる土台を創りあげます。出向者が増えることで会員個人の成長が進むことで組織の価値を上げることを目指します。
また、会津青年会議所では歴史的に深い繋がりがある地域であるむつと函館の地で運動を続けている青年会議所と姉妹青年会議所を締結しております。出向での繋がり以外で他青年会議所と交流が続けられるこの繋がりの尊さと重要性を全会員で共有し、先輩方が結んだこの縁を大事に姉妹青年会議所と交流を続け、その中で得た経験と知識をこれからの活動・運動に繋げます。
【最後に】
私たち会津青年会議所は昨年創立70年を迎え、受け継がれてきた思いと新たな思いを胸に5年、10年後を見据え更なる一歩を歩み始めています。
まちをより良くすることは決して簡単なことではありません。しかし、行動を起こさなければ何も変わらず、具体的に行動しなければ社会は変化しません。我々はこれからも「明るく豊かな社会」を実現するための地域課題を追求し常に前を向いて邁進します。
本年度のスローガン「ともに成長しよう!未来のために」の「ともに」の言葉には地域課題を解決する活動・運動の過程で地域発展だけでなく会員の成長も実現しなければいけないという想いが込められています。会員の成長が会津青年会議所の質を向上させ、地域課題解決の力を向上させます。
新しいことに挑戦するということは、新たな技術や手法を学ぶだけでなく地域のリーダーになる為の自己成長の機会に溢れています。青年会議所では社業では躊躇してしまうようなことでも挑戦できる団体だと先輩から教えられたことがあります。挑戦することで何を学び、改善点を見出し、次に活かせる方法を考える過程が重要です。もとより、事業を成功させることに対して努力と準備を怠ってはいけませんが、事業を立案する委員長をはじめとする各委員会には過去の事業を踏襲しつつ、新たな課題に挑戦することに躊躇せず1年間取り組んでいきましょう。
新しいことに挑戦し続けることが
地域に新しい波を引き起こす。
<基本方針及び事業計画>
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会津青年会議所全体として取り組む事業
- 公益社団法人日本青年会議所及び東北地区協議会 福島ブロック協議会への積極的な参加、支援
- 第53回福島ブロック大会in猪苗代への積極的な参加、支援
- 姉妹青年会議所との交流
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会津青年会議所が委員会を通して取り組む事業
- 持続可能な組織形成事業
- 新たな地域課題に取り組む事業
- 熱い想いを持つ青少年育成事業
- 会員拡大
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会津青年会議所が行政、他団体と協力して行う事業
- 会津絵ろうそくまつり
- わんぱく相撲
<委員会構成>
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総務委員会
- 総務、広報、財務
- 総会、理事会など諸会議の運営
- 会員に関する資料の管理
- 持続可能な組織形成事業
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地域委員会
- 新たな地域課題に取り組む事業
- 絵ろうそくまつり
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青少年委員会
- 熱い想いを持つ青少年育成事業
- わんぱく相撲大会